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搾乳用配合飼料 MILKING FEED

健康な乳牛の飼養管理のために

搾乳用配合飼料『森永デーリィシリーズ』
TMR専用配合飼料『森永TMシリーズ』

乳牛の健康管理、連産性、生涯乳量を重視して配合設計いたしました。森永酪農販売は、乳牛の産次数の改善を提案します。

1 地域ごとに適正な炭水化物のバランスを設計

国内酪農の粗飼料事情は地域毎に様々ですが、乳牛用飼料は全国であまり違いがありません。 どの地域でもトウモロコシを主要な穀物原料とする高デンプン質・高エネルギー飼料が多いのが現状です。
しかしこのような飼料は、乳量の伸張には貢献しても週産期病やアシドーシスの危険性を高めることが危惧されます。
そこで当社では、高デンプン質給与を避けるため、地域毎に、粗飼料との組み合わせを考慮して、給与飼料の炭水化物バランスを適正に保つよう配合設計しました。

2 ライブイーストの使用

酵母は牛の消化管に届くまでに死滅してしまうため、これまで直接飼料に添加することは不可能でした。
しかし、特別なコーティング技術により、生きた酵母をルーメンまで届けることが可能になりました。
生きたままルーメンまで届いた酵母は、ルーメン内で容易に分解される炭水化物を優先的に利用し、急激な酸性化を抑制します。
その結果、ルーメン内に居住する多くの種類の微生物全体にいい影響をもたらし、ルーメンの環境改善に寄与します。

3 ビタミンの設計

油性のビタミンであるビタミンA、D、Eは、良質な粗飼料の給与により大部分が補充されますが、粗飼料の品質等により、粗飼料からの供給が不安定になった場合でも、「NRC2001」および「日本飼養標準2006」の両方の要求量を充足できるよう配合設計しています。

4 マクロミネラルの設計

カルシウム・リン・カリ・マグネシウム・ナトリウム・塩素などのマクロミネラル(多量ミネラル)は「NRC2001」の要求量を基準に、飼料原料中の含量や粗飼料中の含量を勘案し、配合飼料への添加量を設計しています。

5 微量のミネラルの設計

コバルト・銅・ヨウ素・マンガン・亜鉛・クロムなどのマイクロミネラル(微量ミネラル)は、全ての生理代謝に密接に関係しています。
しかし、粗飼料中の含有量は極めて不安定です。
そこで当飼料は、「NRC2001」の要求量を基準に、飼料原料中の含量や粗飼料中の含量を勘案し、配合飼料への微量ミネラルの添加量を設計しています。

6 微量ミネラルの有機化

無機ミネラルは動物が吸収できる量に限りがあり、有機化することで吸収性を高めることができます。
そこで当飼料では、微量ミネラルの添加量のうち、「NRC2001」の要求量までを無機ミネラルで、「NRC2001」の要求量を超える部分を有機ミネラルで配合しています。