お客様の目線で業務に取り組む

西尾 直也

2019年度入社
農場事業部那須岳麓農場 所属

仕事はどんな業務を担当していますか?

預託牛・自社牛の飼養管理
繁殖受胎業務(直腸検査・妊娠鑑定・人工授精・受精卵移植・診療補助)
牛の受精卵の製造を行っています。

仕事を通して学んだことや自分の成長を感じたエピソードは何ですか?

お客様の目線で業務に取り組むことの大切さを学びました。
乳用牛は受胎処置をし、妊娠・分娩し、乳を搾り生産し初めて利益を生みます。
牧場に帰った時に、お客様が満足していただけるには、どうすればいいのか常に考え行動することで最高品質の繁殖技術・飼養管理技術を提供することが出来ると考えています。

牛の繁殖受胎業務は、牛の繁殖生理の理解と精度の高い技術がなければ業務を行うことができません。
最初は出来なかった業務が経験・回数を重ねていくことで出来るようになっていくと自分は成長したなと感じられ、周囲からの信頼も獲得できます。

仕事のやりがいや仕事の魅力は何ですか?

お客様から「帰ってきた牛が立派だね」「受胎率が良いね」と喜んで頂けることにやりがいを強く感じています。お客様の元へ帰った預託牛が出産し、その娘牛が農場事業部へ入牧してくると「無事に産まれたんだな」ととても嬉しく思い、その牛が自分で受胎処置をしたならば一層愛着が湧きます。
 また、長年、農場事業部の先人達が培った人工授精・受精卵移植の高度な技術の奥の深さが魅力だと考えています。最初は、受胎処置では子宮頸管を通すこと・子宮の操作に精一杯でしたが、努力と工夫そして先輩達からアドバイスをもらうことで今まで出来なかった事ができるようになりました。そしてその取り組みの結果、お客様から喜ばれ、そして会社に貢献しているという充実感は表現できない位の喜びです。         
 もっと技術の精度向上と受胎率を向上させるにはどうすれば良いのかと、毎日試行錯誤し決して諦めず熱意を持って業務に生き生きと楽しく取り組む毎日です。

仕事のリフレッシュ方法や休日はどんな風に過ごされていますか?

農場事業部の男性陣の中で「キャンプ」ブームが到来しています。私も去年の秋頃からキャンプの楽しさに気が付き、ソロキャンプに出かけています。
那須はスキー場も沢山あることから冬の間は最近始めたスノーボードをし、春になったら癒しを求めソロキャンプを再開しようとYouTubeのキャンプ動画やAmazonのキャンプ用品を眺めながらプライベートの時間も大切にしています。

ある1日のスケジュール SCHEDULE

8:30

朝礼

8:45

採卵

獣医師が実施する採卵の補助(オペ看護師みたいな感じです)

10:30

受精卵製造業務(顕微鏡下で受精卵を回収・グレーディング(格付))

受精卵移植前検査・検査終了後 受胎処置内容打合せ
受精卵凍結業務・新鮮卵移植準備・新鮮卵の受精卵移植
(技術担当課長の指導の下で実施)

12:15

昼休憩

13:00

ミーティング

各担当の情報共有のため3つのミーティングに参加しています

15:00

受精卵移植

繁殖業務(妊娠鑑定・発情牛直腸検査・治療)

16:00

人工授精

記録簿・日報作成

17:00

後片付け・一日のレビュー・翌日の打合せ

一通りこちらが完了すれば業務終了です。